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アートの街江古田のレンタルスペース「やきほギャラリー」

現役大学生の松原百香さんは今回が初個展。毎日絵を描き続けたくさん作品が生まれていく中で、周りの反応を見てみたいという想いが強くなり個展開催に踏み切ったそうです。

そんな初個展のタイトルは「ナマイキ」。カタカナで表現しているのは「生意気」と「生粋」この二つの意味をかけているからだそうです。どちらも青二才を感じさせる言葉で、今の自分自身に丁度いいと、松原さんは話してくれました。

松原さんの作品は、油絵、水彩画、版画の3種類。
手法は違いますが、全てに少女が描かれています。少女の未熟さ、清純さ、儚さ、そして闇や複雑な内面、そういった情動が表現されています。自分自身、定時制高校を5年かけて卒業し日芸大に入学して3年、様々なことがあったそうです。過去、未来、現在の自分の心情をキャンバスで表現しているのです。

入ってすぐ正面にある作品「長閑(のどか)」。この個展のメインになっている油絵です。
横たわっている少女は悲しいのか思い悩んでいるのか休んでいるのか、見る人それぞれの解釈に委ねられています。実際にある写真を元に松原さんの世界観を表現した作品です。実際に見てみると引き込まれるような力強さを感じました。

こちらの版画作品「車窓より」。俯いている少女の表情がなんとも印象的です。
版画は木版や銅版の表面を削ったり掘ったりして作品を制作していき、水彩画や油絵とはまたちがう魅力があります。1枚の絵の中に動きが感じられませんか。

幼少期から絵を描くことが好きだったが本格的に絵を学んだのは大学に入ってから。大学生活は毎日が充実しているそうです。

若いアーティストの作品は力があってどこまでも可能性を感じます。

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